「キャンプ・コテージ泊はクマが心配」という方が増えています
大自然の中でキャンプ泊・コテージ泊・BBQを楽しみたいけれど、「キャンプ場ってクマが出没するのでは?」と不安になっている方が増えています。特にご家族や愛犬を連れての旅行なら、安全面は最も気になるポイントですので、ご心配は当然のことと思います。
栃木県においては、今年は特に宇都宮の中心地でもクマ騒動があり、余計に不安をあおる形になっています。
(宇都宮の街中にクマが生息しているとは思えないので、あれは完全な迷子クマで何だかかわいそうでした・・・)
実際、栃木県全体として見ると、クマは昔から生息していると思いますが、実害が出ることはごく稀です。そして、その目撃データをよく見ると、実はあるはっきりとした傾向が見えてきます。
今回は、データから見る地理的傾向を、統計から読み解き、より安全な滞在の一助にしていただきたいと思います。
最も権威ある地元新聞社「下野新聞社」がまとめたデータを読み解く
栃木県で長く愛されている新聞社「下野新聞社」がまとめた「とちぎのクマ目撃情報」というものがあります。これは、栃木県内で寄せられたクマ(らしきものを含む)目撃情報をまとめたものですが、この集計データを見ると、非常に興味深い事実が分かってきます。
目撃情報は「東北新幹線より西側」に大きく偏っている
奥日光・那須高原・南西部での目撃が多い傾向がある中、一つの目安として栃木県の中心「宇都宮駅」を通りつつ、南南西・北北東の方向に縦断している「東北新幹線」の線路を基準に東西に分けた場合、目撃情報は驚くほど西側に偏っています。
どのくらい偏っているかというと、2026年は7月28日現在、なんと98%が西側。東側は2%となっています。
さらにさかのぼると、2025年は西側95%、2024年は西側99%となっており、線路より東側の目撃例も線路近くが多く、県東に行けば行くほどその目撃数は少なくなる傾向にあります。
新聞社の正確なデータが示す通り、栃木県全体のここ三年間の目撃情報のうち95%~99%は「新幹線より西側」であり、東側は毎年わずか1〜5%程度にとどまるため、「東北新幹線から東側のエリアは出没リスクが極めて低い」ということがわかります。
このように、「地理的なデータ」を把握しておくことが、安心できる目的地を選ぶ重要な要素と言えるでしょう。
東側の目撃情報は不確かなものが多く、実害も出ていない
ここでさらに気を付けなければならないのが「情報の正確性」です。
実はこれらの目撃情報には、「クマらしきもの」や「深夜の目撃情報」、あるいは「体長50センチメートル」というような、「本当にクマだったのかどうかが怪しい情報」も多く含まれています。
その理由として、地域住民も同様に昨今の報道で過敏になっており、慌てて報告はしたものの、実際に検証した結果、足跡などからイノシシや大きな犬だったことがわかった、というケースも相当数あるそうです。
事実として、「東側での実害は出ていない」という点においてもその裏付けになっており、不確かな情報が多く混在していることに留意する必要があります。
押さえておきたい「安心して過ごせるキャンプ場の3つの条件」
では、安心して過ごせるキャンプ場の条件とは何でしょうか?ここでは3つに分けて説明していきます。
①立地的に安全かどうか
常日頃から近くで目撃情報のある場所となると、遭遇する確率は飛躍的に高くなります。
まずは、普段目撃例のない、もしくは少ない場所を選ぶのが一番の安心材料になると言えるでしょう。
そういった点からも、前述の通り、栃木県の場合は東側から選ぶのが賢い選択と考えられます。
②ゴミの管理を徹底しているか
全国的なキャンプ場での出没例を聞く限り、ゴミを漁りに来るケースが最も多いと言われています。当然クマも人間が怖いわけですから、ひとけのないオープンなゴミ管理をしている場所を狙ってきます。
つまり、室内管理されるようなしっかりとしたゴミ管理施設のあるキャンプ場が、より安心できる場所と言えます。
③いざという時に逃げ込める場所があるか
万が一遭遇してしまった時、コテージや炊事棟など、逃げ込める室内施設があるかどうかも安心材料の一つです。開けていて建物がほとんどないような平地のキャンプ場では、車に逃げ込むしかなさそうですが、防御力が不安です。そう言った意味では、キャンプ泊よりはコテージ泊の方がより安全と言えるでしょう。
これらの条件をすべて揃えたキャンプ場が「サンタヒルズ」です
栃木県の最も東側に位置する町は南那須地区にある那珂川町です。
那珂川町ではここ数年のデータを見る限りクマの目撃例はありません。
その那珂川町にあって、管理されたゴミステーションを有し、(万が一といっても、創業以来30年以上もの間、見たスタッフも痕跡もありませんが)非常の際もコテージや炊事棟などの避難場所が多い「サンタヒルズ」は、安心の条件が整っています。
サンタヒルズでは、お客様に安心して自然を楽しんでいただくため、ゴミの管理や環境衛生を日々徹底。毎日人の出入りがあるため、クマはおろか、シカもイノシシも場内で見たことはありません。
加えて、全20棟のコテージは施錠できる頑丈な造りなだけでなく、全棟に冷暖房を完備していますので、小さなお子様連れのファミリーや愛犬連れの方も、余計な心配をすることなく、心からリラックスした森の休日をお過ごしいただけます。
自然の一部を借りて生活していることに感謝しながら楽しもう
近年、害獣・害虫に過敏になっていると感じます。あるいはメディアがそう仕向けているとも言えるでしょう。
とはいえ、完全に動物・虫が出ない場所はないと思います。むしろ一番の害獣は我々人間なのかもしれません。
自然を勝手に開発し、野山を削り、海を埋め立て、元あった動物たちの生息地を奪って生活しているわけですから。
ですので、意識の片隅に「自然への感謝の気持ち」を持ちつつ、「お借りします」という心持ちでアウトドアを楽しんでいただくと、より豊かな世界が見えてくるのではないかと思います。
自然界の流れは極端には変わっていません。そんな中で急に騒ぎ立てているのは我々人間だけです。
是非皆様にも大きな気持ちで、そして長い目で、アウトドアを楽しんでいただければ幸いです。

